男磨き情報は「有益」なのか?「有害」なのか?
男磨き系の情報が増えている中でユーチューバーであるサトマイさんが「男磨きの有害さについて」指摘しました。
これは極端なアドバイスにより、男性を苦しめる結果になるのではないかという指摘です。
実際に男らしさを求められて、苦しんでいる男性は多くいると思います。
メンズコーチジョージさんの伝え方は弱者男性にとってはキツイものだと私も認識しています。
また「強い男になる」というテーマを持ちながら男性の上位に上がっていくコーチングなので拒否感が覚える男性はいると思います。
しかし方向性はどうあれ、現実的な世界として男性は上位にいなければ女性からモテる事はありません。
私は男性が上位に上がるための努力と女性から求められるようになるための努力というのはほぼイコールだと考えています。
若干の考え方の違いがあっても、基本的にはメンズコーチジョージさんの男磨きは若い男性を対象にコーチングしていると思いますが、女性にモテるための努力に直結すると考えています。
私との考え方の違いの点としては肉体の最終的な仕上がり地点だと考えています。
独立系パーソナルトレーナーや筋トレ系ユーチューバーなど肉体美が収入に直結する人なら話は別ですが、私は男性の世界で上位にいくのが目的であればマッチョになる必要はないと思います。
一般的な男性であれば目的としてはパフォーマンスを上げるための健康維持とファッションをキレイに着こなせる体型であり、脱いだ時にそれなりに鍛えられた肉体であると女性に認識されれば充分だと思います。
マッチョになるために人生のリソースを費やすより経済力やコミュ力を上げるために費やした方が総合力を高めるためには効率的だと考えています。
男磨きは不要とアドバイスする方が遥かに有害
女性目線から見て男性に求めるものが違っていると主張するサトマイさん。
私から見て最も気になったのは女性が求める男性の要素。
女性が最も求めているのは鍛えられた肉体や高収入ではなく、共感力や協調性だと伝えてきます。
しかしそれはあることが前提にあると考えています。
それは女性にとって魅力を感じる男性だという事です。
ルックスや経済力、そしてコミュ力(振る舞い方)でボーダーラインを越えなければ男性の内面など見る女性はいません。
多くの女性は普通で良いといいますが、それは男性の中央値ではありません。
未婚の若年層に対して毎年調査している「付き合っている女性はいるか」というアンケートでも20%台の範囲でほとんど収めるようです。
男性の魅力の総合力して上位20%に入っていないと女性と付き合う機会はほとんどないという結果の現れです。
20代になっても付き合うどころかデートすら一度も経験したことがないという男性は半数近くいると結果も出ているので、女性から全く相手にされていない男性が半数近くいることになります。
つまり過半数以上の男性は女性に対して協調性を持っていたり、共感しようとする思いがあったとしても無意味だという事です。
多くの女性が主張する「普通」に達するために多くの男性は男磨きしないと達成できないというのがこの世の現実なのです。
無理して頑張らなくてよいじゃないか。
努力したって目標が達成できないかもしれないよ。
下位のまま気楽に生きればよいじゃないか。
ルックス・経済力・コミュ力。
この3つのスペックはそれぞれ独立しているように見えて実は関連性が高いと考えています。
なので男性は下位のままで生存するための最低限の努力しかしないと欲しいモノは何も手に入りません。
性別が違う時点で全く人生ゲームが違います。
女性は恋愛市場ではマジョリティが参加できますし、男性のように荒くは扱われません。困っていれば助けてくれる男性、社会、組織は少なくない。
一方男性は下位にいると弱者男性とバカにされ、困っていても子供、女性、老人の後、つまり優先順位は最下位です。
ダークサイドに陥るほど追い込んで男磨く必要はありませんが、上位にいくためのスペック向上はしなければなりません。
男磨きをする理由は自分の人生のため、自分の身を守るためです。
男性社会の過酷さ・残酷さは男性として生まれないと理解できないのかもしれません。